ティファールのふるさとフランスでは、圧力鍋料理はママンの味。
パリで生まれ育ったバットンさんにも、思い出の味がたくさんあるのだそう。
そこで、手軽に作れる圧力鍋を使ったフランス家庭料理をご紹介します。
教えてくれたのは
Phillippe Batton
フィリップ・バットン氏
フランス パリ出身の有名フレンチシェフ。
虎ノ門にあるフレンチビストロ
「ル・プティ・トノー」のオーナーシェフ。
手料理でのおもてなしはいかが?初夏にぴったりなフレンチレシピをご紹介。
圧力鍋を使えば、手軽に本格的な味が楽しめます。
COLUMN
リエットは
前菜&おつまみの定番
「リエット(rillettes)」とは柔らかく煮込んだ豚肉をほぐした料理。バゲットにのせて食べるのが一般的で、定番の前菜メニューとして親しまれています。家族や友人とワインを片手に楽しむ、カジュアルな食卓にぴったりです。
エスニックスパイスは
フランス料理と相性◎!
フランス料理にはハーブやさまざまな調味料が使われますが、カレーパウダーなどのエスニックスパイスとの相性も抜群。味のアクセントとして利かせると、深い味わいを楽しむことができます。
RILLETTES de POITRINE et
EPAULE de PORC MAISON
RECIPE1
フレンチシェフがおうちで作る
豚のリエット
フランス家庭料理の定番のリエット。香ばしく焼き目を付けることで豚肉の旨みがグッと引き立ち、圧力鍋で簡単にホロホロの柔らかさに。ハーブの香りが広がるさっぱりとした後味に仕上げました。
VELOUTE FROID de POULET
et MAIS AU LAIT de COCO
ヴルーテとは、フランス語で「ベルベットのようになめらかな」という意味。フランスの4大ソースの1つです。
RECIPE2
コーンとココナッツミルクの
冷製ヴルーテ
〜カレー風味のチキン添え〜
口あたりのなめらかな「ヴルーテ」を、ココナッツミルクとカレーパウダーでエスニック風にアレンジ。コーンのやさしい甘さとベストマッチ。暑い日でも食欲をそそります。
CALAMAR BRAISE a la
TOMATE PIQUANTE
シェフの見習い時代、夏休みに海沿いのレストランで修行していた時の思い出の味。ピクルスのマイルドな酸味がポイント!
RECIPE3
地中海風イカの
ピリ辛トマト煮込み
フレッシュなイカを圧力鍋で柔らかく煮込みました。甘みの強いフルーツトマトにピクルスやケッパーの酸味をプラスして、深みのある味わいに。ライムの爽やかな香りが口いっぱいに広がります。
TOPICS
おうちでフランス気分!
フランスの食文化を知ろう
世界のさまざまな
食文化のエッセンスを
フランス流に楽しむ
フランスは古くからの伝統と文化を大切にしている国ですが、現代では北アフリカや中東などのさまざまな文化が融合したものがたくさんあります。食文化にも取り入れられていることが多く、フランス料理の伝統を守り続けている一方で、海外からの食文化のエッセンスを取り入れた料理も人気が高まっています。家庭でも中東料理やエスニック料理などに使われる爽やかなハーブやスパイスは親しまれており、日常の料理のアクセントとしても活用されています。
片手でカンタンに開閉でき、軽くて使い勝手のいい圧力鍋「クリプソ ミニット」シリーズ。
親戚が集まって食卓を囲むときのスタートはリエットがお決まり。香ばしい焼き目を付けるのがバットン流。