どんなに切れ味の良い包丁も使い続けていると切れ味は悪くなります。切れ味を復活させるためには包丁を研ぐと良いのですが、砥⽯で研ぐ⽅が良いのか、研ぎ器(シャープナー)で研ぐ⽅が良いのか悩まれる⽅も多いかもしれません。違いと選び⽅を知ることで失敗しない選択をサポートします。
砥⽯の特徴と
研ぎ⽅(使い⽅)
砥⽯の最⼤の魅⼒は本格的な研ぎ直しをすることが可能であり、鋭い切れ味を復活させ、刃を⻑持ちさせられる点です。両刃や⽚刃など様々な種類の包丁に合わせた⾓度で研ぐことができるため、幅広い刃物に対応します。さらに、⽇常のお⼿⼊れだけでなく、⼤きな刃こぼれの修復まで可能なため、包丁を⻑く使っていくことができます。
砥⽯の種類
天然砥石
⾃然の岩から切り出された希少な砥⽯です。⼈⼯物にはない滑らかな研ぎ⼼地と、美しく極上の切れ味に仕上げることができます。⼀⽅で、⾮常に⾼価で、品質にも個体差があり扱いが難しいという側⾯があります。
人造砥石
研磨剤を焼き固めた⼈⼯の砥⽯です。天然砥⽯よりも研ぎ⼼地や美しい仕上がりにはならない⼀⽅で、品質が均⼀でお⼿頃価格で購⼊ができます。
研ぎ⽅(使い⽅)
STEP
01
砥⽯を⽔に浸す
気泡が出なくなるまで⽔に浸します。⽔に浸すことで滑りを良くし、摩擦熱から刃を守ります。
STEP
02
⼀定の⾓度で包丁を研ぐ
刃を砥⽯に当て、⾓度(通常は15度から20度)を⼀定に保ちながら、前後に動かして刃の両⾯を研ぎます。
STEP
03
仕上げに軽く研ぐ
刃を砥⽯に軽く当て、なでるように優しく研いで仕上げます。
上⼿に研ぐコツ
-
⼒を⼊れすぎると刃が傷む原因になります。まず軽い⼒で⼀定のリズムで研ぐことを意識すると良いです。
砥⽯のお⼿⼊れ⽅法
使⽤後はすぐに砥⽯を⽔で洗い、砥⽯に付着した⾦属⽚や汚れを取ります。その後、しっかりと乾燥させてから保管します。また、使⽤するたびに砥⽯の⾯が摩耗するため、定期的に⾯を整える必要があります。
砥⽯と研ぎ器
どちらが良い?
砥⽯は仕上がりがプロ並みにもできる⼀⽅、⽔に浸す必要や⾯直しなどの定期的なメンテナンスが必要です。
研ぎ器は砥⽯ほどの仕上がりにならないものの、サッと簡単に初⼼者でも利⽤できて、管理の⼿間も少ないという特徴があります。
| 砥石 | 研ぎ器 | |
|---|---|---|
| 仕上がり | ◎ | ○ |
| 使い勝手 | △ | ◎ |
| 管理の 手間 |
△ | ○ |
こんな⽅には
砥⽯がおすすめ
- ⼿間をかけてでもしっかり仕上げたい。
- 刃こぼれしても修復して⻑く包丁を愛⽤したい。
砥⽯派の声
包丁を研ぐ時間や⼿間はかかりますが、研いでいる最中に刃先が整っていく感覚がよくわかります。⾃分の⼿でしっかりと道具を⼿⼊れできている実感を味わえるのが魅⼒です。
簡易シャープナーより切れ味が⻑持ちします。⾃分で仕上げた包丁が新品同様の切れ味に戻ると感動ものです。料理好きで、包丁を⼤切に扱いたい⽅に⼼からおすすめします。
こんな⽅には
研ぎ器がおすすめ
- 失敗せずにしっかり仕上げたい。
- 時間をかけずに家庭でサッと⽇常使いしたい。
研ぎ器派の声
初⼼者でも安全かつ⼿軽に包丁のメンテナンスが可能です。砥⽯をうまく使いこなせない不器⽤な私でも、数回滑らせるだけで簡単に切れ味が復活して本当に重宝しています。
切れ味が落ちた時にすぐ研げるのでお⼿⼊れが本当にラクです。砥⽯で研いだ時より切れ味の持ちは短いものの、この⼿軽さと圧倒的な扱いやすさが魅⼒です。
ティファールの
研ぎ器(シャープナー)
その他の包丁お⼿⼊れ⽅法
使⽤後のお⼿⼊れ
使⽤後は⾷器⽤洗剤で洗い、⽔分をしっかりとふき取って包丁を乾燥させることでサビや細菌の発⽣を防ぐことができます。
錆びてしまった時の対処
軽いサビであれば研磨剤⼊りのクレンザーなどでこすり落とすことも可能です。サビが少し深い場合は、錆取り剤や錆消しゴムを利⽤する事で落とすことが可能な場合があります。あまりにひどいサビの場合は包丁の買い替えをご検討ください。
⻑持ちさせるコツ
シャープナーでのお⼿⼊れや、使⽤後にしっかりふき取り乾燥させる以外にも
- 包丁スタンドやマグネットホルダーを使⽤して湿気や接触から守る
- 硬い⾷材などの場合に適した包丁を利⽤する
- 硬すぎたり滑りやすいまな板の利⽤を避ける